核染色後の分別過少標本

背景及び細胞全体にヘマトキシリンの色素が被ってしまっている。
核は濃染し、一様に染まり、クロマチンパターンも認識出来ない。
核染色後の分別不良である。
原因としては、分別液塩酸濃度の低下・浸漬時間の短さ・浸漬温度の低下などが考えられる。適正を確認するには、分別後、好中球の核質が抜けてみえることを目安とするとよい。