システインプロテアーゼを抑制するアンチプロテアーゼ
・塩基性低分子蛋白
・分子量 13KD
・全身の有核細胞から産生、分泌
・遺伝子 Housekeeping type
シスタチンCとは
◎ 糸球体からろ過 ⇒ 近位尿細管で再吸収され異化
◎ 細胞内外の影響を受けない
筋肉量などの影響なし
腎機能検査の有用な指標となるのではないか?
◎ 腎機能障害の早期から血清中に上昇
はじめにシスタチンCについてこちらのスライドに作用機序などを簡単にまとめました。
シスタチンCは、腎機能障害の早期の段階で血清中に上昇し、
クレアチニンのように細胞内外の変化に影響がなく、誤差要因などを考慮せず腎機能の検査が可能になるため近年注目されております。
これらのことを踏まえ、今回シスタチンCについて検討をすることといたしました。