第37回関東甲信地区医学検査学会 2000.10.14-15

アンケート調査から見た慢性疾患患者と検査室の関わりについて


○小川賢二 新津好江 海野明美 (甲府駅前共立診療所)

 

【目的】

当診療所の内科診療は、慢性疾患を中心に活動しており、検査室では受付、採血、至急検査および結果返却は患者に直接手渡すという形をとっている。我々は診療所が開設し2年経過したこともあり今後の業務運用に役立てる為、慢性疾患患者がこれまで検査室に対しどの様に感じているかアンケート調査をしたので報告する。

 

【対象及び方法】

至急検査(尿・血糖・トロンボテスト)を実施した患者420名を対象とした。

アンケートの内容は@年齢、性別A主治医の判別(病気名の記載)B検査待ち時間C検査内容の認識D検査技師の存在E検査室における感想良い点・悪い点F検査室への要望、以上の項目について回答してもらう事にした。

 

【結果】

回収率は98%、男性211名、女性199名で、年齢別に見ると60代、70代が最も多かった。全ての患者が主治医を認識しており、82%が糖尿病患者であった。検査の待ち時間は5分以上、20分未満の回答が多かった。検査内容及び技師の存在についてほとんどの患者が認識しており、親切で検査結果をすぐに知ることがでするという感想が多かった。また、少数ではあるが検査結果の記載が分かりにくい,説明がないとの回答があった。

 

【まとめ】

慢性疾患患者は長期に渡り検査・治療を行なわなければならず、検査室とも深い関わりをもつため、コミニュケーションを充分とる必要あると思われた。検査に関する疑問や質問に対し検査技師が助言することで、検査に対する不安が患者から薄らぎ信頼関係も深くなると思う。今後検査技師も慢性疾患治療チームの一員として加わって行く必要があると思われた。

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