平成14年度 千葉県臨床衛生検査技師会 一般検査研修会
尿中有形成分の解析のポイント
(目視法と自動分析法との比較を交えて)
シスメックス株式会社 学術部学術課 中山篤志
T.尿沈渣/尿中有形成分測定を、有用な診断情報とするためのポイント
1.尿自体に関わるもの
*正しい尿採取方法の徹底 *性周期との関係(女子の場合)
*コンタミネーションの排除・検出 月経期:赤血球の混入
*採尿後の経過時間 黄体期・卵胞期:白血球・上皮細胞の増加
2.尿沈渣鏡検法に関わるもの
*遠心後の上清への粒子の残留 *尿比重の問題
*遠心後の上清の除去方法 *鏡検時の「とりかた」の個人差
3.自動分析装置に関わるもの
*自動分析時の誤判定の可能性とその回避方法
U.自動分析装置と鏡検法との違いについて