会長あいさつ

一般社団法人 千葉県臨床検査技師会
会長 綿引 一成
会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より当会の運営・活動にご理解、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、先の令和3年度通常総会におきまして役員改選が行われ、令和3年・4年度役員が承認されましたので新役員を代表しましてご挨拶を申し上げます。
代表理事会長として二期目となる今期は、新たな理事8名を迎え、総勢20名の理事による新体制での船出となりました。改めてその重責に身の引き締まる思いであります。昨年度から続いております新型コロナウイルス感染症は、今回の第5波が過去最大の感染爆発となり、皆様も大変なご苦労をされたことと思います。現在、新規発生者数も減少傾向でありますが、未だはっきりとした収束は見えない状況です。当会の事業についても当初は中止や延期を余儀なくされ、会員の皆様へ多大なご不便とご迷惑をお掛けしました。
現在はライブ配信やオンデマンド配信を中心とした研修会等を行っておりますが、今後は感染拡大に留意しながら、徐々に再始動していきたいと考えております。
本年は、「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」の成立により、臨床検査技師等に関する法律の一部が改正(令和3年10月1日施行)され、我々の業務範囲が拡大されます。追加される業務を行おうとする場合は、あらかじめ厚生労働大臣が指定する研修を受けなければなりません。また、厚生労働省から「臨床検査技師学校養成所カリキュラム等改善検討会報告書」が発出され、令和4年度以降の入学生から新カリキュラムが適用されます。このように臨床検査技師を取り巻く環境は、求められる役割・知識等も変化してきております。当会は臨床検査技師の職能団体として、目的である「県民に対する公衆衛生についての知識の向上、並びに地域保健事業を推進するとともに臨床検査技師の資質の向上と臨床衛生検査の研究開発を図り、もって県民の健康維持発展に寄与すること」を念頭に、従来の事業に加え、「タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会」、「臨地実習指導者講習会」等も事業展開してまいります。多くの皆様が受講いただきますようお願いいたします。
我々臨床検査技師が不可欠な職種として存続するために、日本臨床衛生検査技師会とも連携しながら柔軟に対応し、未来へ繋げていかなければならないと考えております。
今後もより多くの会員の皆様の声をお聴きし、当会の更なる発展に役員一同協同し取り組んで行く所存です。今後も会員・賛助会員の皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。